いま、このしゅんかん。
理由なき、いま、このしゅんかん。この感覚。
大事なのは、心が高揚する瞬間ではなく、
オドロオドロとする、この瞬間だと、私は思っている。
この瞬間に、負けないのだ。
私は目に見えぬ、形がみえぬ、
この不安を、力強い意思を持って、振り払うのだ。
愛にも満たされ、夢を持つ大切さにも気づき、
力強い歩みを絶え間なく、続けていくだけなのに、
理由なき、このオドロオドロとした、不安な霧が、心を襲うのだ。
進むべき道はみえている。
私は確かにここにいて、見守る誰かも、確かに近くにいて。
大丈夫なのだ。
何度も言うぞ、大丈夫なのだ。私は大丈夫なのだ。
私の生命は、魂は、すべてを知っているのだ。
未来はやってくるでもなく、自らが切り開く。
夫は当たり前のように、いろんなことに心をわずらわせるなという。
大切にするものを大切にして、
不要であるものを胸を張って振り払う。
それができたら、どれほどよいのか。
何度、自分に落胆しただろうか。
今日の私が、明日の私を、まだ見ぬ未来を創っている。
大丈夫、心が躍るほうへ。向かうべきほうへ。
誰もが感じたままを生きる。
自らの感性を信じる。
余計なものに目もくれず。大切なものを追い続ける。
漠然とした不安など、振り払ってしまえ。
いまは曇りであっても、明日は晴れるかもしれない。
ならば、心だけでも、晴れ渡る空でもいいではないか。
こんなときこそ、原点に帰ろう。
愛するすべてを思い出そう。
大好きなみんな。
大好きな田舎の風景。
大好きな家族、同志、友人。恩師。
愛すること。
涙すること。
誰かを想うこと。
誰かを愛すること。
悲しむ人と、ともに悲しむこと。
誰になんと言われても、私は私の道を行く。
もし今日死ぬとしても、満足と言えるように。
産んでくれてありがとう。
この世に生まれてよかった。
昨日できなかったことが、今日できるようになった。
性別も、年齢も、立場も、財産も、プライドも、
心も、器用さ不器用さも、美しさも醜さも、すべてはなんでもいいのだ。
それがそれでいいのだ。
大きな空に手を広げよう。
おいしい空気をたくさん吸おう。
秋の黄昏の夕暮れに浸ろう。
春の風のマーチ。春は自然の音楽隊が音楽を奏でる。
夏は凛とした空に、凛としたひまわり。
冬は心を冷やすけれども、表現しようのない白銀の神秘を生み出す。
東北に生まれた。
ズーズー弁は嫌いでねぇ。
おらはここにうまっちゃ。いいべっちゃ。東北。
誰かが誰かを嫌ったらしい。
だからなんだ?
地球の出をみてごらん。ちきゅうなんてちっぽけなんだぞ。
こーんな綺麗な地球の中に、私たちはいる。
だったらいいじゃないか。すべてはそのままに。それでいいじゃないか。
若者が楽しそうに笑っている。ケラケラと笑っている。
もっと楽しいそうに笑え!君達が未来をつくっていく。
そうだ、楽しい社会をどんどんつくろうじゃないか。
固定概念がなんだ、くだらない悪口やぼやきがなんだ。
人の命など死んだら最後だ。
続いていくのは、自然の民と命と、水と風と大地と。
それだけで、それほどおおくのものだ。
何を怖がる。何を恐れる。
すべてを受け止め、すべてを愛でろ。
何を恐れる?何を不安がる?
愛しているぞ。
まだ見ぬ世界がみたいぞ。
私は生まれてよかったと思い続けたい。
泣くあなたが笑える社会をつくりたい。
心の器は大きく、寛容な社会をつくりたい。
あなたは私の証人になる。
私はそんな社会をつくるため、小さな小さな新たな社会をつくるのだ。
愛してる。命尽きるまで。
心から愛を込めて。
この瞬間を生きる、菅澤彩香でした。